結婚相談所に入会した会員の方が気になることの一つに、「結婚までの交際期間の長さ」があります。「結婚までの平均的な交際期間はどれくらいですか?」という質問を受けることも多いです。実際、交際期間や結婚までにかかる期間は個人差がありますので、平均値がみなさんに当てはまるわけではありません。そしてもちろん、「これだけの交際期間があれば結婚できる」などとお応えすることはできません。
しかし、交際期間中にどのような姿勢でどんなことをすれば、比較的短期間で結婚に近づけるかなどについては、傾向と対策があります。
本コラムでは、結婚相談所の交際期間について、平均などのデータを交えながら、交際中に必要な行動や心構えなどを解説します。
Contents
大前提:交際期間は人によって異なる

IBJが発行している「2022年度版成婚白書」によると、結婚相談所での交際期間の平均は約4カ月。「そんなに短いの?」と感じる方もいるかもしれませんが、結婚相談所はさまざまな情報を開示した上で、結婚する意志のある人のみが所属し、お見合いから交際に入ります。ですから、一般的な恋愛を経て交際する方々より、結婚への決断が早い傾向があります。
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(出典 2022年度版成婚白書/IBJ)
しかし、これはあくまで「平均値」であり、実際にはこれより短い期間で成婚する方も、長い期間がかかる方もいます。これまでの恋愛経験や人間関係のあり方、性格などが影響する部分もありますので、平均とご自身の交際期間を比較することは、あまり意味のないことです。
まずは、そうした「大前提」をご理解いただいた上で、結婚相談所での婚活における交際期間について、以下の内容を参考にしてください。
結婚相談所の交際の種類

結婚相談所の交際の種類として、「仮交際」と「真剣交際」の2種類があります。一般的には聞きなれない言葉かもしれませんが、この2つの交際は明確に異なるものですので、ここで整理しておくこととします。
仮交際とは
「仮交際」は、お見合い後に「もう一度会ってみたい」「もっと話をしてみたい」と思った場合に進むステップです。この段階では、まだ明確に好意や恋愛感情を抱いていないことも多いです。さらに結婚相談所では、複数の方と仮交際することが可能で、特に上限の人数などは決まっていません。仮交際の相手がいても、新たにお見合いをすることもできます。
また、仮交際の期間の上限を決めている結婚相談所もあり、お見合いからご成婚までは3カ月ルールです。
※ブライダル・ハッピーフェアリー青山は、仮交際の上限期間を設定していません。
【仮交際のルール】
・一度に複数の人と交際することができる
・交際相手がいても、自由にお見合いができる
・人数の上限などは特にない
・仮交際期間の上限を設定している結婚相談所もある
とはいえ、仮交際中はデートをしたり連絡を取り合ったりして相手のことを知っていく時間ですから、多くても3〜4人程度というのが一般的です。
真剣交際とは
「真剣交際」は、仮交際で相手のことをよく知った結果、本気で結婚を考えたいと思った相手と進むステップです。つまり、一般的な恋愛での交際は、真剣交際に近いものと言えます。
真剣交際に入ったら、他の方との交際やお見合いはできなくなります。言葉通り、お互い「真剣」に相手との結婚を考えて、向き合うための時間です。結婚を前提に、プロポーズまでの準備をする期間ともいえます。
また、仮交際と同様に、真剣交際にも上限期間を設定している結婚相談所があります。こちらも3カ月にしているところが多い印象です。
※ブライダル・ハッピーフェアリー青山は、真剣交際の上限期間を設定していません。
【真剣交際のルール】
・他の人との交際はできない
・新たなお見合いもできない
・真剣交際中は結婚を前提に相手と向き合う
・真剣交際の期間に上限を設定している結婚相談所もある
交際期間は早ければ早いほどいい? 交際期間中にすべきこと

結婚相談所での交際は、上記でも説明しましたが、一般的な恋愛での交際とは意味合いが異なる部分も含むため、仮交際2週間、真剣交際2週間でトータルの交際期間が1カ月だったとしても、「早すぎる」ということはありません。
プロフィール情報も知っている状態で出会いますから、交際期間中に頻繁にデートをしたり連絡を取り合ったりしていれば、1カ月でも十分に相手の方を理解することはできます。
ですが、「早く結婚したいから」という理由で、相手ときちんと向き合わずに話を進めてしまうと、成婚退会後に認識の違いなどが出て、一度決まった結婚が壊れてしまうこともないとは言えません。
ここからは、交際期間中にしっかり確認したいことを解説していきます。
お互いの話をたくさんする
信頼関係を築くためには、まずはいろいろなことを話すことが大切です。話をすればするほど、相手の方の考えや価値観も見えてくるでしょうし、自分と合うか、結婚して一緒に生活していけるかどうかもわかるのではないでしょうか。
コミュニケーションをとる中で時には喧嘩になってしまうこともあるでしょうが、それも結婚までに必要なプロセスです。ぶつかり合うことを避けていては、お互いのことを理解することはできません。
結婚後も、一緒に暮らしていれば喧嘩をすることはあると思います。喧嘩をしたあとどう仲直りをするか、結婚の予行演習と考えて相手と向き合っていくことが必要です。
気になることはきちんと確認する
例えば、結婚後の居住場所、お互いの仕事の見通し、家計の運営方法など、譲れないことや大切に思っていることがあれば、交際期間中、できれば早めにきちんと確認しておきましょう。特にお金のことなどは、「聞きにくい」と遠慮してしまう方もいますが、結婚を前提とした交際ですから、基本的に聞いて失礼になることはありません。
また、普段の会話の中で上記のような話題が出て、「自分の考え方と違うかもしれない」などと感じた場合は、それ以上聞かない方がいいのでは……と思われることもあるかもれませんが、うやむやにしておいてプラスになることは一つもありません。折を見て話し合った方いいでしょう。
本音で会話する
いくらたくさん話をしていても、当たり障りのないことを話しているだけでは、相手の方と向き合っているとはいえません。お互いの本音を言いあえる関係でなければ、結婚まで辿りつくことはできませんし、結婚後も幸せに暮らしていくには難しいでしょう。
お互いの本当の気持ちを素直に話す時間が必要です。もしそれが難しいと感じるようなら、その理由をじっくり考えてみることからはじめてみてください。
「交際期間が長すぎる」もNGな理由

交際期間については、時間をかけ過ぎてしまうのも問題があります。
7〜8カ月以上交際しても結婚を決断できない場合は、時間を費やしているだけで信頼関係が築けていないのではないかと考えられます。結婚相談所での交際は結婚を前提としていますので、ダラダラと交際を続けるのは相手の方に失礼にも当たります。
また、「ここ」というタイミングを逃してしまうと、相手の方の不信感が高まりちょっとしたことで交際が破局してしまうこともあるのです。
一定の時間でしっかりと相手の方と向き合うことを意識して、交際してください。
交際期間は相手に向き合うために必要な時間

ここまでお読みいただいておわかりかと思いますが、結婚相談所における交際は、その期間の長さは重要ではありません。
長い短いではなく、いかに相手の方と真摯に向き合えるかがポイントです。相手のことを理解しようとするとともに、自身も相手に心を開いて会話やコミュニケーションすることを心がけてみてくださいね。
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会員の方からも、「お見合い、交際、プロポーズなどそれぞれの段階に合わせて的確なアドバイスがもらえた」「ポジティブな声がけのおかげで婚活がうまくいった」などの声をたくさんいただいています。
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